瞑想のシンプルな方法、やり方

 「瞑想のメリットは分かっているんだけど、やり方が分からない」、あるいは「情報が多すぎてどの方法を取ったらいいのか分からない」という方は結構いるのではないでしょうか?

 実際のところ瞑想については、おびただしい数の書籍があり、さらには一冊の本の中でさえ色々な種類のやり方が説明されていたり、なんていうことも珍しくありません。

 かく言う私も、瞑想について調べ始めてから膨大な情報に接している内に、結局どうすれば良いのかが判らなくなってしまったことがあります。

 思考の整理を進めたくて瞑想について調べはじめたはずが、雑多な情報に飲まれて余計に混乱してしまう、というのは本末転倒です。

 こうなってしまわないように、過不足のない、ベーシックな方法があればいいと思いませんか?

 そこで、今回は最もシンプルな瞑想の方法を紹介させていただきます。 

 

1)姿勢を決める

 基本的には座ります。あぐらをかこうが、椅子に座ろうが、背筋が伸びている状態ならなんでも良いです。ただし、できるだけ長時間座っていても疲れないような姿勢で座ります(ちなみに瞑想中に眠ってしまわない自信があるのなら仰向けになるのもアリです。ただし眠ってしまうならダメですよ!)。

2)呼吸を整える

 深呼吸を3度、できるだけゆっくりと行います。腹式呼吸のほうが望ましいのですが、普通の胸式呼吸であってもあまり気にしなくても良いです。

 ただし注意してほしいのは必ず鼻呼吸をすることです。もしも慢性的なアレルギー性鼻炎をお持ちでしたら、アルゴンプラズマ治療なり抗ヒスタミン剤の投薬治療を受けるなりして鼻呼吸ができるようになる必要があります。瞑想の前提として鼻呼吸は必須です(ちなみに私は2年に1度のペースでアルゴンプラズマ治療を受けています)。

3)深呼吸をする

 ひたすら深呼吸をしながら数を数えます。その際、「1、2、3」なら、「ひとー・おつー、ふたー・あつー、みいー・いつー」というように音節を分けて、吸って吐くのですが、リズムとしては「ひとー」で吐いて「おつー」で吸う感覚です。吸うのも吐くのも大体4秒ずつくらいかけるのがベターです。


4)雑念は脇に置く

 さて、数を数えていると関係のない雑念が出てきます。ここで言う雑念というのは、たとえば仕事や家事のことだったり、心配事であったりと、あなたの人生や生活に重要かもしれませんが瞑想とは関係のないことです。そういった瞑想に関係のない考えが浮かんできたら、「今考えるほど優先順位が高いものではない」という認識で脇に置きます。そして呼吸を数えることに戻ります。

 

 このように呼吸を数え、雑念が出て来たら脇に置いて、また呼吸を数えることに戻る、ということを延々と繰り返します。つまり4)と5)の繰り返しです。そうすると思考が整理されていき、脳が効率的な動作をするようになります。
 マインドフルネスだったり、マントラを使う方法であったりと、瞑想法といっても色々なものがありますが、今回紹介した方法が最もシンプルで基本を抑えた瞑想のやり方です。

 初心者の方にはもちろん、多くの情報に因われてどうしたら良いかわからなくなってしまった人にも打ってつけの方法だと思います。

 

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