そもそも悩むとどうしてつらいのだろうか?

 前回までに書いたように思考のループを一旦止めるためにも、考えていることを文章化することは有効な手段の一つであると私、愛妻家モーリーは固く信じているのですが、そもそもわたしたち人間はどうして悩み、不安の解消を求めるのでしょうか? 

  もちろん「苦痛だから」という理由に決まっているのですが、その「苦痛だから」という言葉をもう少しだけ細かい別の表現に変えると「悩みや不安は脳を疲れさせるから」というものになります。

 

 少しだけ小難しい話をします。

 

 実は脳という器官は体全体の基礎代謝の約20%を占めます。脳の重さは全身の2%ほどでしかないのですが、もの凄くエネルギーを使う臓器なのです。

 だから人は脳を酷使すると、エネルギーを大量に消費するので、かなりの疲労を感じます。

 日頃、運動を全く行わないデスクワークだけで過ごす人であっても重い疲労感に襲われるのはこういった理由によります。

 思考のループに陥った状況というのは、脳に対する負担がもの凄く大きくなっているということなのです。 

 

 次回の記事ではもう少しだけ小難しいお話をします(脳に負担がかかるかもしれませんので興味がなければ次の次の記事へ読み飛ばして下さいw)。

 

 【次回記事へ】