【書くこと④】悩みの特効薬だけどさ

 悩んでいることや迷っていることを書き出すべきだ、ということを何度も述べていますが、文章を書くこと自体にプレッシャーを感じてしまって手を付けられない、という人もいるのではないでしょうか?

 

 実は私もスランプというか、文章を書くことから離れてしまった時期があり、そういった人の気持ちがよくわかります。

  感覚的なことなので上手く表現するのが難しいのですが、正体不明のブレーキをかけられてしまってもがいているような気分です。

 行き慣れたカフェの机に紙とペンとパソコンを用意して温かい飲み物を何杯口にしても、リラックスできず、一行どころか一単語も文字にできない、という状況でした。

 その頃、私はライター業をやっていたわけではありませんでした。現在のようにクライアント様から記事のオファーを貰ったりというわけではなく、物を綴るということ自体が収入に直結するものではなかったので食べていくことには何の問題もなかったのです。

 しかし私は書くこと自体がどうしても必要な人間です。内面にある混沌としたものを文章として表現できないことに対してひどくストレスを感じてしまう性分を持っています。

 そうであるにも関わらずいざパソコンやノートを開くと、書くことについてプレッシャーがかかり、「書かなければ」と思えば思うほど、さらに文章を書くことができなくなってしまうという、まさに悪循環の中にいました。

 そんな状況からこの記事を書いている今、何の問題もなくキーボードをカタカタ打ち込めるようになったのは、どういうわけでしょうか? 

 

【次回記事へ】